ボキャリン

●●●ボキャリンとは●●●
ボキャリンとはボキャブラリーリンク (Vocabulary Links）のこと。
自分で作った単語帳を友達に送ったり、友達が作った単語帳を受け取ったりして、語彙を増やしながら誰かとリンクする仕組みを備えたアプリです。

●●●もともとは娘のための非公開アプリ●●●
数学と生物にパラメータを全振りしていた娘が、どういうわけか英語メインで合否が決まる大学を受けることになってしまってさあ大変。
模試を受けるたびに英語の成績はドン引きする結果で、D判定の繰り返し。
そんな娘が手っ取り早く語彙を増やせるようにと作ったのがこのアプリのオリジナル版（非公開）でした。

●●●とにかくシンプルに●●●
ゲーム性を盛り込んで、勉強する気を出すための仕組みを付けよう、などと言っていられる段階はとっくに終わっていました。やる気があることは大前提で、とにかくシンプルに、時短で貪欲に語彙を増やせるように作りました。硬派の学習アプリです。

単語帳アプリが持っていても良さそうなステキ機能も省略。例えば、単語の品詞（名詞、動詞、形容詞、副詞…）を表示する機能を付けようか？と娘に尋ねたところ「いらん」ということだったので付けていません。
それでも大学には合格できたので、その機能は「いらん」かったのでしょう。

●●●シンプルですが心理学的に妥当です●●●
ちなみに開発者（父）は心理学者なので、アプリの設計には記憶心理学の知識を応用した部分が含まれています。
優れた単語学習アプリは既にいくつもリリースされていましたが、心理学的に妥当な学習方法を確実に実践するには、新しくアプリを作ってしまうのが手っ取り早かったのでした。

といっても、心理学者だけが知っている摩訶不思議な秘技が仕込まれているとかいうことはなく（そんなものは無い）、短期記憶に情報を出し入れするだけの非効率的な暗記であるとか、再認記憶を確認するだけの片手落ちの学習であるとかに時間を取られないように、ちょっとした工夫をしているだけです。

※という話を娘にしたところ「十分に摩訶不思議な秘技だろ」と言われましたが…

●●●「単語の登録がめんどくさい」●●●
受験当日までの時間的な余裕が無かったので、娘は凄まじいスピードでボタンをタップしながら単語を記憶していきました。アプリには英語の読み上げ機能があって、娘がアプリを使っている間は、experiment, procedure, methods, apparatus, subject, participants, stimuli...と合成音声が呪文の様に流れ続けました。

そうやってアプリをゴリゴリに使い込んでいる間、娘からは様々な注文があり、その都度改良を加えていきましたから、アプリには崖っぷちギリギリ受験生のニーズをいろいろと盛り込むことができたはずです。
しかし、そういった改良の繰り返しの中で、娘が最後まで強い不満を示していたことがありました。単語の登録作業が面倒だというのです。

娘は他の勉強方法も併用していたので、アプリに登録した単語数はおよそ2600程度でした。単語を登録する作業そのものが記憶の助けになるので、自動読み込み機能などは付けませんでしたが、確かに2600もの単語を手作業で登録するのは大変だったはずです。

●●●いまさらですが●●●
娘はもう大学受験生ではありません。しかしこのアプリの公開版には単語帳の共有機能を付けることにしました。
もし、大学合格を目指す友人たちと単語帳の情報を共有できていたら、単語入力の手間はだいぶ省けたことでしょうね。
これからこのアプリを使うあなたは、是非ともこの機能を活用して、娘よりも効率的に語彙を増やしてください。

●●●細かな機能●●●
○苦手単語を自動的に判定して重点学習
○紙の単語カードを裏返して使う感覚で簡単学習
○合成音声で単語を読み上げ。リスニング学習の補助に
○英単語を隠して音声だけで問題を提示可能
○気になる単語にチェックを入れて優先的に学習